MR（複合現実）アニマルセラピー「いつでもワンちゃん」、活用施設80件を達成

MR（複合現実）アニマルセラピー「いつでもワンちゃん」は、人手不足や衛生面といった現状の課題に対応する新しいアプローチとして、全国80か所の福祉・介護施設での活用実績を達成しました。

活用いただくご施設からは、「認知症の方も楽しまれて、発話が増えた」「心のケアに役立つ」「自然な手の動きを促し、運動のきっかけになる」といった声が寄せられています。
バーチャル犬との触れ合いは、レクリエーションという位置づけを超え、より質の高いケアや新しい価値創出へとつながる可能性が期待されています。

当社は、こうした現場のお声やご評価を基盤に、さらなる機能強化と新しい活用モデルの開発を進め、介護の未来を切り拓いてまいります。

販売開始から約1年半というこのタイミングを一つの節目として、福祉・介護現場から寄せられた「いつでもワンちゃん」に対するリアルな声や、私たちの取り組みについて改めてご紹介します。

◆利用者の声

• 「昔飼っていた犬に会えたようで涙が出ました」（利用者）
• 「普段は手を動かさない方が、犬に向かって一生懸命手をのばしていました」（職員）
• 「今まで見たことがない利用者の笑顔を見られたので導入を決めました」（施設経営者）
• 「最初は抵抗感があった方も、1度体験すると自らVRゴーグルをつけようとして驚きました」（施設スタッフ）
• 「利用を通して昔飼っていた犬を思い出すことで、認知症ケアにおける“回想法”の実践を後押しする可能性を感じています」（施設スタッフ）

また、ある施設では、「従来の体操やゴルフなどのレクリエーションでは進行や補助に3名以上のスタッフが必要でしたが、『いつでもワンちゃん』は職員1名だけで無理なく進行できるうえ、利用者が楽しんでいる姿が導入の決め手になった」との声も寄せられています。

◆活用実績

販売開始から約1年半で、全国80か所の高齢者施設・医療機関・大学での活用が進んでいます。（2025年12月時点）

◆海外での展開

イギリスやアメリカ現地での流通・販売体制を構築し、2025年の8月より販売を開始いたしました。
海外市場に適したブランド戦略の一環として、海外における販売名は「V-Thera」として展開しています。