2024.03.26
お知らせ
業界初!100日ミッション対応の感染症グローバル開発プラットフォーム
医薬品開発支援および、デジタル技術を活用した医療コンテンツの提供を行うレメディ・アンド・カンパニー株式会社は、グローバルサウスをはじめとした世界各国との強力なネットワークを活かし、次なるパンデミックを見据えた迅速なワクチン開発を可能にする100日ミッション*の実現に向けた具体的な取り組みを開始いたしました。
弊社は、新型コロナウイルスのパンデミック時より、製薬企業様が海外での臨床試験を実施する際に、プロトコル要件に応じて臨床試験を速やかに実施できる国・医療機関を提案する「感染症グローバル開発プラットフォーム」の提供を行ってまいりました。
その後、2021年6月にG7サミットにて新たな感染症を見据えた国際的な目標として「100日ミッション」が提唱されたことを踏まえ、上記サービスを100日ミッションにも対応しうる内容へとアップデートを行いました。
【アップデート内容】
① 東南アジア、南米、アフリカで10万人規模の被験者候補の獲得
② グローバルサウスにおける臨床試験の品質をICH-GCP*レベルに向上
③ 迅速な臨床試験を可能にするためのEDC*開発
従来のサービスは新型コロナウイルスのワクチン開発に特化した内容でしたが、アップデート版では対象疾患を限定せず幅広い疾患にも対応ができる点が特長です。
また、グローバルサウスといった地域へも対応していることにより、NTDsやAMRといった感染症治療薬に関する臨床試験へも応用ができるようになると考えています。
このサービスと、弊社がコロナ禍で経験した海外での大規模臨床試験のノウハウを融合させることで、感染症領域における専門性を更に高め、次なるパンデミックでのワクチン開発スピードの向上に寄与することで、100日ミッションの達成を目指してまいります。
弊社の感染症への取り組みに関するお知らせは以下の通りです。
- 日本経済新聞 広告掲載のお知らせ(2023.12.7)
- 「パンデミックへの予防・備え・対応におけるワクチン研究開発の今 ― グローバルなパートナーシップ構築に向けてー」に弊社社員が登壇(2023.11.27)
- 河野 茂先生(国立大学法人 長崎大学前学長 名誉教授) 顧問就任のお知らせ(2023.10.24)
- 「第10回 日経・FT感染症会議」に弊社常務取締役が登壇(2023.10.6)
- GHIT Fundへの参画・資金拠出を決定(2023.9.21)
- 【国連総会サイドイベント】「進行中のパンデミック(結核)対応と将来のパンデミックへの備え?シナジーを生むには」 弊社社員がパネリストとして登壇 ~2023年9月22日(金) アメリカ ニューヨークにて開催~(2023.9.13)
*100日ミッションとは
新たな感染症について、世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言してから100日以内に、「危機対応医薬品等(Medical Countermeasures:MCM)」の実用化(迅速診断薬の承認、安全で有効なワクチンの承認、治療法の確立など)を達成しようという国際的な目標です。新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により浮彫りとなった課題を受け、2021年6月にイギリスで開催されたG7サミットで「100Days Mission(:100DM)」として提唱されました。
*ICH-GCPとは
ICH(日米EU医薬品規制調和国際会議)により作成された新薬の承認審査に関するガイドラインです。
日米EUにおいて臨床試験成績の相互受け入れを促進するために作成され、三極間で統一がなされています。
*EDCとは
電子的臨床試験検査情報収集(Electronic Data Capture)の略称。
臨床試験において、医師や治験スタッフが症例データ等を電子データとして入力することで、治験依頼者が従来のように紙を用いず簡便にデータを取得出来るシステム。
<このお知らせに関するお問い合わせ先>
レメディ・アンド・カンパニー株式会社 広報グループ
TEL: 03-5299-7011